2024/11/28 12:00
こんにちは、ビューティ エキスパート 大高博幸です。
今回は 新着映画の紹介と、テレビ番組に関する話(ひとりごとのようなもの)をお届けします。
まずは、 ユニーク & プレシャスな新着映画から。
映画も テレビも SNS動画も、映像の楽しさは ここから始まった!
映画誕生から130年、世界中の人々に映像の楽しさ・驚き・奇跡を伝えたのは、世界で最初の映像クリエイター:リュミエール兄弟が撮影した50秒の映像。
映像の原点の旅は、映像の未来へと誘う――。
リュミエール! リュミエール!
フランス映画、105分。監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーション:ティエリー・フレモー(リュミエール研究所
所長、カンヌ国際映画祭 総代表)
11月22日より公開中。 https://gaga.ne.jp/lumiere2/
© Institut Lumière 2024 11月22日(金) シネスイッチ銀座 他全国ロードショー
美的.comの連載 “試写室便り” で、2017年秋に絶賛紹介した映画ドキュメンタリー、『リュミエール!』を御記憶の方は少なくないでしょう。本作品は そのPART2。前作同様、1895年からの10年間に作られ、当時のフィルムが現存する1,422本の中から110本を厳選し、修復・編集されたものです。
前作と比較すると、詩的な趣きは幾分稀薄に感じられましたが、余りにも有名な『工場の出口』(世界で初めて 劇場で有料上映された、興行としての映画第1号)に“別テイク”があったという驚きの事実から、35㎜プリントの1コマ1コマに細い筆で人工着色が施された色鮮やかな映像、傷みが激しく、現時点では修復不可能という1本まで、目を見張らされる映像の連続でした。
何気なく撮影されたかのような映像にも豊かなドラマ性と生命力が存在し、映像の本質的な価値を改めて感じさせてくれる作品。T・フレモー氏によるナレーションには、真面目でいて フランス的ユーモアのセンスが散りばめられており、その点でも 僕は大いに楽しませていただきました。
映画好きな方は勿論、SNS動画を「もっと上手に撮りたい」と願っているような皆さんも、ぜひ一度、御覧になってみてください。
質問や感想メールが届いているわけではありませんが、以下は 僕がテレビを観ていて ①気づいたこと、嬉しかったこと、②気になっていること、不快に感じていること、です。
① 以前レポートして多くの方に喜ばれたNHKの『テレビ体操』。体操のお手本役のひとり:𠮷江晴菜さんのリップメイクが変わりました。今まではシャツの色に関係なく、常にマットでスモーキーダークなバーガンディー(赤紫色)系のリップカラーが使われていましたが、今月初め頃から、その日のシャツと同系色の、ソフトなツヤあり・半透明風リップカラーが使われていて、彼女の表情・雰囲気が、より柔らかく美しく見えるようになりました。担当のメイクさんが変わったのか、どうか…。僕としては、今のやり方で続けていってほしいです。
『テレビ体操』の話の続きです。夏の間、コント風の演出で、すいか割り大会の場面が 時々加わるようになっていました。空手チョップで見事成功した森山雅斗くんが、そのすいかに笑顔でカブりつく演技が凄く可愛くて、とてもとても良かったです。
秋口からは、大運動会の綱引き競争の場面が 時々加わるようになりました。勝ち組の女子たちがハイタッチして浮かれている横で、奮闘むなしく敗れた新井庸太くんが、派手に悔し泣きする姿が
またまた凄く可愛くて、朝 これを観ると、僕は1日中、上機嫌でいられます(笑)。
冬には、どんな演出が用意されているのか? 今度は杉井勇介くんに、彼がテレずにはいられないほど面白おかしい役を演じさせてほしいです。インストラクター:鈴木大輔さんのアイディアに、大いに期待しています💗
➁ NHKの話ばかりで恐縮ですが、ニュース番組のアナウンサーの発音・発声に関して。「です」「ます」の、「す」に関しての話です。
「す」=「su」と発音すべきですよね。その「su」に「h」と「z」が成分として混ざっているような発音をするアナウンサーが少なからずいます。しかも「すー」と少し引きずるような感じで、たとえて言うと(苦しいたとえですが)、自転車のタイヤの空気がプシューッと一瞬で抜けるようなタッチ。それが耳障りで不快で、嫌いなんです。「何を神経質なこと言ってるの」と我ながら思いもするのですが、NHKのアナウンサーであるからには、より良い日本語発音の手本でいてほしい。
僕が思うに、より良い「す」の発音 No.1 アナウンサーは、午前中に出番が多い今井翔馬さん。次いで 首藤奈知子さん、利根川真也さんあたり……。でも、ベスト・オブ・ベストは 気象予報士の佐藤公俊さん(早朝~正午直前までに出番が多い)です。佐藤さんのトークを注意深く聞いてみたところ、「です」の「で」のほうにアクセントがあって、「す」は少々弱めて軽く発声しているんです。そのため 押しつけがましさがなく、しかも常にキレが良く、心地よくクリアに聞き取れるんですよね。
NHKでは、アナウンサーに発音・発声の リ・トレーニングをしないのでしょうか? 新人から中堅、ベテランへとなっていく段階で、破裂音のような「す」や「し」を堂々と使う人が増える傾向があるのは なんとも不思議…。また、御自身が担当した放送をDVDでチェックすれば、客観的に すぐ気づくはずなのに…、それも全く不可解です。それとも、そう感じる僕のほうがヘンなのでしょうか? 読者の皆さんは、どう思われますか?
さてさて、もう間もなく12月。温暖化とはいえ、しかも 秋が
ほとんどなかったまま、冬は駆け足でやってくるようで、体調管理も難しいですよね。皆さん、体を冷やさないように。大切なお肌のケアも、手抜きしないように気をつけてください。保湿は勿論、バリア機能の強化を 決して忘れずにいてくださいね。
では、また来月!