2024/02/09 12:00

こんにちは、ビューティ エキスパート 大高博幸です。

「お正月は ボートで わかさぎ釣り」というニュースをTVで見て、突然 鮮明に想い出したのが 昭和36年(1961年)、冬休みの山中湖。結氷した湖面に小さな穴を開け、釣り糸を下ろしている人が大勢いましたが、当時 小学6年生だった僕は、近所のおにいさんに連れられて、生まれて初めてアイススケートを体験したのです。
そう、昔むかし、山中湖には 堅固な氷が 厚く張ったので、そんなスポーツを楽しむことができました(現在、僕のまわりや かつての同級生で「同様の体験をした」という人は皆無なので、これは僕の自慢話のひとつになっています)。

 

運動は不得意な僕でしたが、自分でも驚くほど短時間でスケート靴に慣れ、すぐに氷上を滑ることができ、持参した おむすびランチを食べる時間さえ惜しんで、丸一日、滑りに熱中……。貸スケート靴屋のおじさんからは、「氷が薄い あっちのほうへは 行くな。万がいち 氷が割れて水の中へ落ちたら、両腕をパッと横に広げて 救助を待て。少しでも もがくと 氷の下へ潜り込んでしまうから 救助が遅れる。それだけ 気をつけなよ」と聞かされていました。しかし 滑りが上達するに従って、「割れた氷の下に 一度 潜ってみたい」なんて 本気で考えたりもしていたんです。

 

その日は雲ひとつない晴天で、真冬だというのに うっすら こんがりと日焼けしたこと、翌朝の筋肉痛が強烈だったこと、そして 往復のバス代(小田原↔山中湖)と貸し靴代の合計が たしか \580 だったことも忘れられません(当時、僕の1カ月のおこづかいは ¥1,000。なので、度々行くことは不可能でした)。

 

山中湖は 富士山の麓……、山梨県に位置する 富士山に いちばん近い湖で、標高は1,350メートルほど。地球温暖化のため 最後に凍ったのは 2014年。 今やスケートを楽しむなんて 夢の また夢……。でも、ボートでのわかさぎ釣りに加えて、最近は ハングライダーやハリケーンボードが 若い人たちの間で人気なんですって。山中湖、皆さんも憶えていてくださいね。

 

P.S. 日焼けした僕の肌ですが、いつものように 入浴後、ユースキンクリーム(当時の僕の必需品)を いつものように塗りました。ところが 何か落ち着けない……。そこで フェースタオルを冷たい水で絞って しばらく顔に当ててから、ユースキンクリームを再度、今度は たっぷり塗って眠ることに……。これは いわば現代のオーバーナイトクリームマスク類での美容法と同じ原理。おかげで 翌朝の肌からは、ほてりもカサつきも ほぼ消えていた……。こんなスキンケアを 自分なりに考えて実行した小学6年生って エライのでは? これも僕の自慢話のひとつです(笑)。

 

では 皆さん、寒さに負けず、お元気で!