2022/09/20 22:58
こんにちは、ビューティ エキスパート 大高博幸です。
猛暑も遠のいて、季節は秋へと向かい始めました。
今回は、髪のパサつき、ヘアカラーの褪色、枝毛や切れ毛が心配という、皆さんへのレターです。
ヘアケアアイテムを選ぶ時、多くの方はネットで調べたり、使い較べたりしているそうで、その熱心さには頭が下がります。
でも、アイテム選びと同じぐらい、あるいは もっと大切かもしれないことを、皆さん 忘れていませんか?
それは、「髪にとってのダメージ要因を、極力回避する習慣を身につける」ということ。たとえベストなアイテムを入手したとしても、ヘアケアに対する意識と習慣が不十分だとしたら、いつまで経っても
理想の髪には なれないと思うのです。
きつい言い方をしたかもしれませんが、無意識に、あるいは無防備に繰り返してしまいがちなダメージ要因を、今から3つ お話しますので、皆さん、必ず憶えてください。
ダメージ要因、その①は、シャンプー時の摩擦です。髪が絡んで もつれているのに、平気でゴシゴシなんて していませんか? 今度ヘアサロンへ行ったら、プロの技を盗むつもりで、その指使いを真剣に学んできてください。
その②は、ドライヤーの熱風です。その熱と使用時間を極力抑えるために、吸水力抜群のヘアケア専用タオルを、ぜひとも用意してください。
その③は、一年中降り注ぐ紫外線です。特にこの夏、帽子や日傘を手放さずにいた方々は、その効果を実感しているはずですね。
最後に、ちょっとしたアドバイスを2つ。
その①。シャンプー前の爪切り、またはエメリーボードの使用に注意。もしも爪の先端が鋭く尖っていたり、ザラついていたりすると、髪のキューティクルをケバ立たせたり、剥がしたりする結果を招きます。
その②。ブラッシングする時は、まず毛先をほぐし、次いで髪の中ほどから毛先へ、最後に根元から毛先へとブラシを動かしてください。もしも引っかかりを感じた状態でブラシに圧をかけたら、髪は
どうなるでしょうか?
長くなってしまいました、時間切れです。では、また。皆さん、お元気で!
フェアリズムより追記
ラメララメリご愛用者様から、大高先生のメッセージへのご質問がありましたので、ご紹介させていただきます。
『大高先生のアドバイス、ヘアケアする上で何が大切なのか、思い当たることばかりで、大高先生の口調はソフトなのに、私にはガツンと来ました。「ダメージ要因を極力回避する習慣」、必ず身につけます。そこで
今 知りたいのは、オススメの髪用タオルです。他に先生にとって不可欠なヘアケアアイテムがあれば、参考までに教えてください。よろしくお願いいたします。(まみ、ラメラ
ラメリ愛用歴:9カ月)』
まみ様をはじめ同様のお問い合わせを多数いただき、ありがとうございます。
大高先生に改めてお伺いして、ご回答いただきましたのでお知らせいたします。
今回教えてくださった商品も、新製品は別として長くご愛用とのことでした。
以下、大高先生からのご回答です。
まず髪用タオルですが、僕は2社の商品を愛用中。素材(ポリエステル×ナイロン)の掛け合わせのパーセンテージが異なってはいるものの、「使用感にはっきりとした違いは感じられない」という方が多いようです。
ハホニコ ヘアドライ マイクロファイバータオル(https://www.hahonico-happylife.com/)
シャンティ マペペ スピードドライヘアタオル(www.chantilly.co.jp)
使用上のちょっとしたヒント……。シャンプー後、僕は まず全身用の綿製タオルで 髪の水滴を押さえるようにして軽く吸い取り、次いで全身をしっかりと拭きます。その後、上記の髪用タオルで、髪の水分をしっかりと拭き取ります(最初から髪用タオルを使うよりも、こうするほうが、なぜか髪を乾かしやすくなります)。
加えて、不可欠なヘアケアアイテムを2品ピックアップ。
ハホニコ ホグレール(www.hahonico.com)
もつれたり絡んだりしやすい髪を、ラクに ほぐすためのヘアブラシです。たとえて言えば、「目の大きな(目の粗い)厚手のコームが、ブラシに生まれ変わった」かのようにも感じられる商品で、一般的なブラシと比較して、洗いやすく乾かしやすい点も気に入っています。
デミ コスメティクス
フローディア モイストケアミルク(www.demi.nicca.co.jp)
洗い流さないトリートメントの1種です。実は僕は、シャンプー&トリートメント後の髪に「何かを塗る」というケアがとても苦手なのですが、これは特別。新製品のお試しなどでパサつきや
きしみが気になる時、ごく少量を使用するだけで 軽く素直でなめらかな質感をキープすることができます。また裏ワザですが、シャンプー前にやや多めの量をなじませておくと、洗い上がりの髪がふんわりソフトに……。「私に合いそう」と直感的にピンときたという方ならば、トライする価値が大いにあると思います。
以上、ご参考までに。では!