2022/08/25 12:14
こんにちは、ビューティ エキスパート 大髙博幸です。
今回のテーマは、「コスメの賞味期限」について。
まずは硬めというか、信憑性の高い所の話から始めますが、『日本化粧品工業連合会』では、賞味期限を 未開封の状態で、「製造から3年間」としています。
しかし、国内外のオーガニックブランドなどでは、その設定がもっと短め。各ブランドのスタンスやそれぞれの処方によって、違いは当然あるワケです。
そこで僕は、「賞味期限の一応の目安は、開封後 約2年」と、ラフに答えるようにしてきました。
「清潔に扱う、置き場所に気をつける、といった基本的な注意事項さえ守れば、神経質になる必要は少しもない」というのが、僕個人の考え方です。皆さんは、どう思いますか?
以下 余談ですが、僕がワリと厳しくチェックしているのは、劣化が早く表われがちな練り物のコスメたち。具体的に言うと、メイクボックスの中のリップカラー、リクイドやクリームタイプのファンデーション、そしてサンスクリーンなどです。これらの場合、伸びと香りに変化を感じたら、即、使用を中止しています。
逆に劣化しにくいのは、パウダータイプのコスメ、ネイルカラー、化粧水といったところ…。
とはいえ、いずれにしても使い始めたコスメは、長期間放置したりせず、コンスタントに使い続けるほうがいいですよね。では、また。お元気で!
フェアリズムより
大高先生からのメッセージ、とても大切なことでしたね。
フェアリズムからも、賞味期限を左右する大切なことなどいくつか追加させてください。
一度、容器から取り出した中身は、決して戻さないようにしてください。
もったいないと思うかもしれませんが、戻すことによって残り全部の劣化が早まる可能性が高いからです。
簡単なことですが、しっかりキャップをするということも大切です。
また、直射日光の当たる場所には保管しないこと。特に日中留守にする方は、太陽の動きで直射日光の当たる位置が変化しますので、ご注意くださいね。
パウダー類は確かに劣化しにくいのですが、パフやブラシを清潔に保つことは決して忘れないでください。道具についた皮脂が酸化したり、菌が発生したりすることがあるからです。定期的に中性洗剤で洗って、完全に乾かしてから、またお使いください。